視力が低くてもおしゃれを楽しみたい、そんな方に向けてカラコンの選び方をまとめました。以下が今回のポイントです。
- 近視用と乱視用ではレンズの規格がまったく異なる
- 乱視用カラコンには「CYL(乱視度数)」と「AXIS(乱視軸)」という2つの数値が必要
- メガネの度数をそのままカラコンに当てはめるのは危険
- 購入前には必ず眼科での検査・処方を受けることが基本
- 安全性は「高度管理医療機器承認番号」の表記で確認できる
近視や乱視があってもカラコンはあきらめなくていい
「視力が悪いからカラコンは無理」と思っている方は少なくありませんが、実際には近視用・乱視用ともに豊富なラインナップが揃っています。度なしのおしゃれ用カラコンと同じデザインで、度あり・乱視用として展開されているシリーズも多く、見た目の選択肢を狭めずに視力矯正と両立できるのが今のカラコン市場の特徴です。
ポイント
近視用カラコンは度数(PWR/SPH)のみで作られていますが、乱視用カラコンはそれに加えて「乱視の強さ」と「乱視のゆがみの向き」という2つの情報が必要になります。この違いを理解しておくと、失敗しないレンズ選びがぐっとしやすくなります。
近視用カラコンと乱視用カラコンの違い
近視用カラコンは球面度数(PWR)だけで矯正できるシンプルな設計です。一方で乱視は角膜や水晶体のゆがみによって光の焦点が一点に合わない状態のため、通常の球面レンズだけでは視界のぼやけが残ってしまいます。乱視の症状がある方が近視用のみのカラコンを選んでしまうと、文字がにじんで見えたり、物が二重に見えたりすることがあるため、乱視の自覚がある方は必ず乱視用(トーリック)タイプを選ぶことが大切です。
知っておきたいこと
「乱視は軽いから普通のカラコンでいいや」と自己判断してしまう方もいますが、軽度の乱視でも見え方への影響は人それぞれです。装用感や見え方に違和感があるときは、自己判断せず眼科で相談するのが安心です。
乱視用カラコンに必要な2つの数値、CYLとAXIS
乱視用カラコンのパッケージや処方箋には、近視用にはない2つの表記があります。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| CYL(乱視度数) | 角膜や水晶体のゆがみの強さを表す数値。マイナスの値で、数字が大きいほど乱視が強い |
| AXIS(乱視軸) | ゆがみの向きを0〜180度で表す数値。市販の乱視用カラコンは90度・180度展開が中心 |
乱視には大きく分けて「直乱視」と「倒乱視」があり、直乱視の方は軸が180度、倒乱視の方は軸が90度のレンズが目安とされています。ただし実際の軸は人によって細かく異なるため、最終的には処方箋の数値に合わせて選ぶことが基本です。
購入前に眼科を受診するのが基本
CYLとAXISは自分で測定できる数値ではありません。左右で乱視の度数や軸が異なるケースも多く、思い込みで選んでしまうと視界のずれや装用感の悪さにつながります。カラコンは高度管理医療機器に分類されており、安全に使うためには眼科での検査を受け、自分の目に合った度数・カーブ(BC)を確認したうえで購入するのが基本的な流れです。
注意点
メガネの度数とカラコンの度数は完全には一致しません。近視の場合、コンタクトレンズはメガネよりもやや弱めの度数になる傾向があるため、メガネの数値をそのまま流用するのは避けましょう。
安全なカラコンを見分けるチェックポイント
近視用・乱視用を問わず、カラコンを選ぶときに確認しておきたいのが「高度管理医療機器承認番号」の表記です。これは国内の安全基準をクリアした製品であることを示すもので、パッケージや添付文書に記載されています。承認番号の有無に加えて、含水率や酸素透過率、装用可能時間などの基本情報もあわせて確認しておくと安心です。
購入時は「BC(ベースカーブ)」「DIA(レンズ直径)」も自分の目に合っているかを確認しましょう。BCが合わないとズレやすくなったり、逆にきつく感じたりすることがあります。
近視・乱視向けおすすめカラコン6選
ここからは、近視用・乱視用として展開されている人気シリーズを紹介します。いずれも度あり・乱視用のラインナップがあり、通販やアイウェアショップなどで取り扱いがあります。購入の際は自分の処方内容(PWR・CYL・AXIS・BC)に合うかを必ず確認してください。
エンジェルアイズワンデー トーリックプラス
乱視用ワンデーカラコンの中でも人気の高いシリーズです。ナチュラルに瞳の輪郭を強調するデザインが揃っており、初めて乱視用カラコンに挑戦する方にも選ばれています。1日使い切りタイプなのでレンズケアの手間がなく、衛生面でも扱いやすいのが特徴です。
ワンデーアイレリアルUVトーリック
日本人の瞳になじみやすい発色設計で、派手すぎないナチュラルな仕上がりが評価されています。UVカット機能付きで、屋外での使用が多い方にも選ばれているシリーズです。乱視用としてCYL・AXISのバリエーションも展開されています。
チューズミー ワンデー トーリック
カラーバリエーションが豊富で、ナチュラルメイクにも派手めメイクにも合わせやすいと評価されています。乱視用モデルは度数展開の幅が広く、自分の処方に近い規格を見つけやすい点が支持されているポイントです。
フランミートーリック ワンデー
ふんわりとした発色で自然な瞳の印象を演出できるシリーズです。乱視用としての度数バリエーションも用意されており、普段使いのカラコンとして選ばれています。1dayタイプで毎日新しいレンズに交換できる衛生面の安心感も魅力です。
ネオサイトワンデー シエルUVトーリック
透明感のある発色と自然なデザインが特徴のシリーズです。UVカット機能を備えており、乱視用ラインナップも充実しています。ナチュラル系のカラコンを探している近視・乱視の方に選ばれています。
candy magic トーリックシリーズ
幅広い年代から支持されているブランドの乱視用ラインです。デザインバリエーションが多く、普段の雰囲気やシーンに合わせて選びやすいのが特徴です。乱視用として展開されているモデルは、CYL・AXISの規格も比較的細かく用意されています。
通販で購入する場合も、購入前に眼科で処方を受けたうえで、自分の度数・BC・乱視軸に合った規格を選ぶようにしましょう。
乱視用カラコンを快適に使うためのポイント
乱視用カラコンは、装着したときにレンズが回転してしまうと軸がずれ、見え方が安定しないことがあります。これを防ぐため、多くの乱視用レンズには「プリズムバラスト」や「ダブルスラブオフ」といった、レンズの向きを安定させる設計が採用されています。装着後にレンズが回転しやすいと感じる場合は、こうした設計のレンズを選ぶと安定しやすくなります。
装着時のコツ
レンズを入れる際は、パッケージに記載された上下・左右の目印を確認し、正しい向きで装着することが大切です。左右で度数や乱視軸が異なる場合は、左右を取り違えないよう管理しましょう。
また、乱視用カラコンユーザーは、装用開始後も定期的に眼科でチェックを受けることが推奨されています。使用中に見え方の違和感や乾燥感、充血などが気になった場合は、無理に使用を続けず眼科に相談するようにしましょう。
近視・乱視の度合いに応じたメガネとの使い分け
カラコンは便利なアイテムですが、長時間のパソコン作業や乾燥しやすい環境では、メガネと併用することで目への負担を抑えやすくなります。近視・乱視ともに矯正できるメガネを1本持っておき、カラコンを使う日と使い分けるという方法も選択肢のひとつです。特に乱視が強めの方は、カラコンの装用時間を決めておき、就寝前には必ず外すなど基本的なケアを徹底することが快適に使い続けるコツです。
メガネとカラコンをうまく使い分けることで、シーンに応じた快適な視界とおしゃれの両方を楽しみやすくなります。
まとめ
近視や乱視があっても、正しい知識を持って選べばカラコンを安心して楽しむことができます。乱視用カラコンはCYL(乱視度数)とAXIS(乱視軸)という近視用にはない規格が必要になるため、必ず眼科で検査を受け、自分の処方内容に合ったレンズを選ぶことが基本です。あわせて「高度管理医療機器承認番号」の表記を確認し、信頼できる製品を選ぶようにしましょう。装着後に見え方やつけ心地に違和感がある場合は無理をせず、定期的に眼科でチェックを受けながら、自分に合った1枚を見つけてください。
近視・乱視でも使えるカラコンの選び方とおすすめ6選をまとめました
近視用カラコンは球面度数のみで矯正するのに対し、乱視用カラコンはCYL・AXISという追加情報が必要になります。直乱視は軸180度、倒乱視は軸90度が目安とされますが、最終的には眼科の処方箋に沿って選ぶことが安全な使用につながります。今回紹介したエンジェルアイズワンデートーリックプラス、ワンデーアイレリアルUVトーリック、チューズミーワンデートーリック、フランミートーリックワンデー、ネオサイトワンデーシエルUVトーリック、candy magicトーリックシリーズなど、乱視用の展開があるシリーズを参考に、自分の目に合った1枚を見つけてみてください。












